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「自信を持つ」というと、自分の長所を見つけたり、自分を肯定したりすることを思い浮かべるかもしれません。
でも、そもそも自信とは何なのかー。
私の自己啓発書の読み方は、気になったところに付せんを貼っていくというものなのですが、気が付けば本が付せんだらけになっていました。
今回はその中から、「これは忘れたくない」と思った言葉を6つ紹介します。
・自信をつける根本的な方法を知りたい方
・育児中の方
・人と比べて落ち込みがちな方
このような方にぜひおすすめしたい本です。
1.乳児の自信は何よりもまず自分の世話をする者に対する信頼から始まる

赤ちゃんにとって、自分のお世話をしてくれる人を信頼することが、自信の始まりになる。
そう考えると、毎日やっている授乳やオムツ替え、抱っこや寝かしつけも、ただ赤ちゃんのお世話をしているだけじゃないんだなと思いました。
さらに心に残ったのが、
「逆に言えば、乳児が生きている事実は、そばで世話をしている誰かがいることの証になる」
という考え方。
毎日やることがたくさんあるのに、「今日はこれしかできなかった」とか「もっとちゃんとやらなきゃ」と、自分ができていないことばかり気になってしまうことがあります。
でもふと考えてみれば、今日も子どもが生きている。
それは、私が毎日ご飯を食べさせたり、授乳したり、オムツを替えたり、泣いたら抱っこしたり、眠れない夜もそばにいたりしてきたから。
そう思ったら、「私、今日も自分の子どもを死なせずにちゃんと生かしてる。もっと自分のことを褒めてあげるべきだ」と思えてきました。
もちろん、産んだんだから当たり前、という意見もあるかもしれませんが、事実毎日ちゃんと子どものお世話をしているから、今日も元気に生きている。
それだけでも、まずは「よくやった」と自分に言ってあげていいんだと思いました。
こっちを見て笑ったり、声を出したり、抱っこしたら泣きやんだり、、
それも全て、私たちを信頼しているからなんだと思うと、余計に我が子がかわいく思えませんか?
2.できるだけ早い段階で子どもを信頼すること
本の中では、子どもを安易に手助けするのではなく、本人に課題をやらせること。そして、できるだけ早い段階から子どもを信頼することについて書かれていました。
親は子どもが困っていると、つい手を出したくなります。
まだ上手にできないから手伝ってあげる。
時間がかかるから代わりにやってあげる。
失敗しそうだから助けてあげる。

私もいずれそうなりそう~
でも、それを繰り返していると、子ども自身が取り組む機会を奪ってしまうのだとか。
本当に大切なのは、子どもができるようになるまで親が全部やってあげることではなく、本人ができるようになるための機会を与えること。
「この子にはまだ無理」と親が決めてしまうのではなく、まず本人にやらせてみる。
そして、多少時間がかかっても、すぐに手を出さずに見守る。
それは、子どもにとって「自分でやってみる」という経験になるだけではなく、「自分ならできるかもしれない」と思えるきっかけにもなるのだと思います。
そして、この本では、そうした信頼を「できるだけ早い段階から」持つことが大切だと書かれていました。
「もう少し大きくなってから」ではなく、できるだけ早い段階から。
具体的な年齢や時期については書かれていませんでしたが、親がつい手を出したくなったそのときが、その段階なのかなと思いました。
親が「この子なら大丈夫」と信じて接することが、子ども自身の自信にもつながっていく。
1の「乳児の自信は何よりもまず自分の世話をする者に対する信頼から始まる」
という言葉とも、つながっています。
赤ちゃんは、自分のお世話をしてくれる人を信頼する。
そして成長していくにつれて、今度はその親から「あなたならできる」と信頼してもらう。
信頼されることと、信頼すること。
その両方が、子どもの自信を育てていくのかもしれない。
まだ子どもが赤ちゃんの私には、これから先のことを具体的に想像するのは難しいけれど、子どもが何かを自分でやろうとするようになったときには、この本に書かれていたことを思い出して、あえて手をださないようにしなきゃなと思いました。
「君はもう答えを知っているはずだ」
さらに印象に残ったのが、生徒から質問をされたときの先生の対応について書かれていた部分です。
生徒から質問をされたとき、先生はすぐに答えを教えるのではなく、**「君はもう答えを知っているはずだ」**と伝える。
こちらから信頼を示すと、たいてい生徒たちは興味深い回答を返してくるそうです。
これを読んで、なるほどなと思いました。
もし自分が質問をして、その場で答えを教えてもらえたら、それはもちろん助かります。
でも、「あなたはもう答えを知っているはず」と言われたら、きっと自分の頭で考えてみようとする。
そして、そこで自分なりの答えを出せたら、ただ正解を教えてもらったときよりも、「自分で考えて答えを見つけられた」という感覚が残るのだと思います。
これは、さっき出てきた「子どもを容易に手助けせず、本人に課題を行わせる」という話ともつながっているように感じました。
信頼するということは、何でも教えてあげることではない。
「あなたなら考えられる」
「あなたならできる」
そう信じて、あえてすぐに答えを与えないことも、相手への信頼の示し方なんだと思いました。
そして面白いのは、こちらが先に信頼を示すと、相手から興味深い答えが返ってくるというところ。
「あなたにはできる」と信じてもらえると、人は「じゃあ、自分で考えてみよう」と思えるのかもしれません。
これって、子育てでも同じなのかもしれない。
親が「まだ無理」と決めつけるのではなく、子どもができることを信じて、少し待ってみる。
すぐに答えを教えるのではなく、考える時間を渡す。
子どもを信頼することは、子どもの中にあるものを、親が先に奪わないことなのかもしれない。
3.一万時間の法則|自信を取り戻すには技能を磨くことが一番

子どもに何かを教えるとき、親はつい、すぐに答えを教えたり、できないところを手助けしてしまいます。
でも本書では、まず本人に課題に取り組ませること。そして、できるだけ早い段階から子どもを信頼することが大切だと書かれていました。
その具体例として紹介されていたのが、生徒から質問をされたときの先生の対応です。
先生は質問されたからといって、すぐに答えを教えるのではありません。
「君はもう答えを知っているはずだ」と伝える。
一見すると、答えを教えてもらえないので少し厳しいようにも感じます。
でも、そこには「あなたなら分かる」「あなたなら考えられる」という、先生から生徒への信頼があります。
そして、その信頼を示すことで、生徒たちは自分自身で考え、興味深い答えを返してくる。
相手が分からないからといって、すぐに答えを渡すことが、本当にその人のためになるとは限らない。
答えを教えるのではなく、自分で答えを見つけるための時間を与えることも、教育なのかもしれません。
そして、そのためには「この子にはできる」という前提で接することが必要になる。
これは、先ほどの「子どもを信頼する」という話にもつながっています。
さらに、この章では「練習」についても興味深い話が出てきます。
何かの技能を身につけるには、もちろん練習が必要です。
長い時間をかけて繰り返し練習することで、少しずつ技術が身についていく。
本の中では、さまざまな研究や事例をもとに、一流の技能を身につけるためには膨大な時間の練習が必要になることが紹介されていました。
ここを読んで、私は「やっぱり、何事も積み重ねなんだな」と思いました。
すごい人を見ると、最初から才能があったように見えてしまう。
でも、その裏側には、本人にしか分からないほどの練習時間や経験がある。
そして、それを考えると、「自分には才能がないから無理」と簡単に決めつけるのは違うのかもしれないと思いました。
もちろん、ただ時間を費やせば誰でも同じ結果になる、という単純な話ではありません。
でも、最初から完璧にできる人ばかりではなく、何度も試して、失敗して、修正して、また練習する。
「できない」という今の状態だけを見て、自分や子どもの可能性を決めつけないこと。
子どもに対しても、自分自身に対しても、
「まだできない」=「できない人」ではない。
今できないだけで、これからできるようになる可能性はある。
その可能性を信じて、必要以上に手を出さず、挑戦する機会を与える。
そして、できるようになるまでの時間を待つ。
信頼することと、成長するための時間を与えること。
この二つは、子どもの自信を育てるうえで、深くつながっているのかもしれないと思いました。
4.誰かに決断をゆだねるのは、最悪の部類の決断
子どもがなにかに迷っているとき、親はこう言ってあげるべきだ。
「思い切って今決断してごらん。明日まで待ったところで判断材料が増えるわけじゃない。10分後でも同じだ。たとえ失敗したとしても、そこから学べることがある。自信を持って決断することが大切だ。それが人生に自信を持つことにつながるんだ」
自信というと、「自分は絶対に間違わない」と思えることのように感じていたけれど、そうではないのかもしれません。
「間違っても、そこから学べばいい」と思えること。
そして、誰かに決めてもらうのではなく、最後は自分で決めて、その結果を自分で受け止めること。
それが、少しずつ「自分の人生を自分で生きている」という感覚につながっていくのかもしれません。
「もう少し考えたほうがいいかな」
「誰かに聞いてから決めようかな」
「失敗したらどうしよう」
私自身も、そうやって決断を先延ばしにしてしまうことがあります。
でも、本当に必要な情報を集め終わっているのに、ただ失敗するのが怖くて決められないのであれば、待っているだけでは何も変わらない。
決めてみる。やってみる。違ったら、また方向を変える。
良い航海をする船は、何度も向きを変えながらジグザグに進んでいく

人生も教育も、最初から正しい方法を知っている必要はない。
進んでみて、違うと思ったら方向を変える。
いつか自分の子どもが人生のことで迷ったときに、この言葉をかけてあげたいと思いました。
子どもが何かを決めるときに、親として正解を教えてあげるのではなく、「あなたなら考えて決められる」と信じてあげる。
そしてこれは、子どもだけではなく、今の自分自身にも言えること。
完璧な答えを見つけてから動くのではなく、自分で決めて、進んでみる。
たとえ途中で間違えたとしても、また舵を切ればいいのです。
5.手を動かす
ある男性は、オフィスワークに強い憂鬱を感じるようになり、やがて自分の存在価値まで疑うようになってしまいます。
そして会社を辞め、バイクの修理工場を開業しました。
そこで彼が取り戻したのが、自信でした。
オフィスで感じていた疎外感。
自分がやっている仕事に、どんな意味があるのか分からない。
自分がいなくても、別に何も変わらないような気がする。
こうした感覚は、実は多くの人が仕事をしていて一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
一方、バイクの修理工場では、自分の手でバイクを直します。
オイルで手を汚しながら、目の前にあるものを一つひとつ直していく。
バイクのオーナーから大切なバイクを預かれば、責任も感じる。
難しい修理を無事に終えたときには、「自分の力でやり遂げた」という満足感がある。
そして、修理を終えたバイクをオーナーが取りに来て、喜んでくれる。
自分がした仕事の結果を、自分の目で見ることができる。
それが、彼にとって大きな充実感や自信につながっていったそうです。
仕事というと、給料や待遇、会社の規模などに目が行きがちだけれど、「自分の手で何かを生み出している」と実感できることも、すごく大切なのかもしれない。
自分がやったことが、目に見える形で残る。
誰かの役に立ったことが分かる。
「ありがとう」と直接言ってもらえる。
そういう経験が積み重なると、少しずつ「自分にもできる」という感覚が生まれてくる。
知的であることは、自分の手を使うこと
知的な仕事というと、パソコンに向かって頭を使う仕事を思い浮かべるかもしれません。
でも、人間は頭だけで何かを生み出しているわけではない。
自分の手を動かして、考えて、つくって、完成させる。
その過程そのものが、自分自身をつくっていく。
人はモノをつくるとき、自分自身をつくっている
ブログを書くこともそうなのかもしれません。
最初は頭の中にしかなかったものが、少しずつ文章になって、最後には一つの「記事」として世に残る。
そう考えると、何かをつくるということは、単に成果物を生み出すだけではなく、「自分はこれをつくることができた」という自信も一緒につくっているのかもしれないと思いました。
仕事をしていて、自分の存在価値が分からなくなったり、「自分は何のために働いているんだろう」と感じたりすることがあったとしても、何かを自分の手でつくることが状況を変える一つのきっかけになりそうです。
手を動かす。
何かをつくる。
誰かに届ける。
その結果を自分の目で見る。
その積み重ねが、少しずつ自分への信頼を取り戻してくれるのです。
6.「自分」を信じるより、「行動すること」を信じる
大胆なことをする人を見ると、「この人は自分に絶対的な自信があるんだろうな」と思ってしまいます。
自分にはできると信じているから、そんな行動ができるのだと思っていました。
でも本書によると、大胆に行動する人たちは、必ずしも「自分なら絶対にできる」と信じているわけではない。
彼らは「行動すること」を信じているのだそう。
「自信がついたら行動する」のではなく、行動するからこそ、自信につながっていく。
何かを始めようと思っても、
「もう少し勉強してから」
「もっと準備してから」
「失敗しない方法が分かってから」
と考えているうちに、結局何も始められないことがあります。
でも、実際にやってみないと分からないこともたくさんある。
行動してみたら、思ってもいなかった人に出会ったり、思いがけないチャンスが生まれたり、自分が知らなかった世界を知ることができたりする。
つまり、行動することで、今まで知らなかった世界から何かが返ってくる。
そう考えると、行動すること自体が少し楽しみに思えてきます。
基準は常に自分自身
私たちはどうしても人と比べてしまいます。
収入、仕事、住まい、配偶者、、
SNSを見ていると、特にそうなりやすい。
でも、そもそも自分と他人では、望んでいるものが違う。
自分がどこにいて、何を望んでいて、これからどこに向かいたいのか。
そこが自分の中ではっきりしていれば、他の人がどこに向かっているのかを、それほど気にする必要はなくなる。
自信がある人というのは、何でも人より優れている人ではない。
人と比べて「私は上だ」と思える人でもない。
むしろ、「私は私の人生をこうしたい」と自分なりの基準を持っている人。
他人と同じ場所に行く必要もないし、同じ速さで進む必要もない。
自分が望んでいる場所が分かっているなら、途中で誰かに追い越されたとしても、それは失敗ではありません、向かっている場所が違うのだから。。
人より優れた自分になるのではなく、昨日の自分より、少しずつ「自分らしい自分」になっていく。
それが、この本でいう「自信」なのかもしれないと思いました。
まとめ|信頼して、信頼してもらう

自分を信じること。
子どもを信じること。
誰かに答えを委ねるのではなく、自分で決断すること。
失敗は、人生を進んでいくために必要なこと。
人と比べるのではなく、自分がどうありたいのかを考えること。
そして、実際に行動してみること。
どれも一見すると別々の話のようですが、読み進めていくうちに、それらが全部「自分の人生を自分で生きる」ということにつながっています。
もしあなたが、
「自分に自信がない」
「人と比べてしまう」
「何かを始めたいけれど、一歩踏み出せない」
「自分の人生をどうしたいのか分からない」
ということで悩んでいるのなら、一度読んでみてほしい本です。
自信をつけるための具体策だけでなく、自分の人生や自分自身との向き合い方を考えるきっかけをくれる本でした。

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私と同じように現在育児をしている方には、特に心に響くのではないかと思います。
子どもには「あなたならできるよ」と言ってあげたい。
でも、そのためにはまず、親である自分自身が「自分ならできる」と思えるようにならないといけないいなと思いました。
これから先、迷うことがあったとき。
子どもの人生のことで悩んだとき。
「自分を信じる」ということが少し難しく感じるときに、読み返したくなる一冊です。


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