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『アート・オブ・スペンディングマネー』の感想を、FIREを目指すママの目線でまとめました。
読んでいちばん感じたのは、お金の使い方に正解はなく、自分の家計と性格に合う「ちょうどいい塩梅」は、自分で考えて見つけるしかないということです。
この記事では、私がスマホにメモした言葉の中から、心に残った4つの学びを紹介します。読んだあとに実際に変えたお金の配分や、夫のお金の使い方への見方が変わった話も書きました。
- 『アート・オブ・スペンディングマネー』はどんな本か、読んだきっかけ
- 心に残った4つの学び
- 読んだあとに変えたお金の配分
- どんな人におすすめか

前作の『サイコロジー・オブ・マネー』が大好きな館長が、続編を読んでみたよ。
『アート・オブ・スペンディングマネー』はどんな本?読んだきっかけ

どんな本?|『サイコロジー・オブ・マネー』の続編
モーガン・ハウセルさんが書いた、お金の「使い方」についての本です。日本語版はダイヤモンド社から2025年11月に出ました(訳は児島修さん、360ページ)。
前作『サイコロジー・オブ・マネー』が、お金とつき合うときの心理を書いた本だとすると、今作は「どう使えば満たされるのか」に焦点を当てています。予算の立て方や節約の小ワザが並ぶ本ではなく、お金と自分の関係を見つめ直す本です。
読んだきっかけ|前作が線だらけになるほど好き
前作の『サイコロジー・オブ・マネー』が大好きで、手元にある本は線だらけです。前作がすごくよかったので、今作もどうかなと思って読みました。
今回は、図書館で予約して借りました。10人待ちくらいだったと思います。
前作の感想は、こちらにまとめています。

心に残った4つの学び|お金の使い方は人それぞれ

① 貯金するたびに、自由を買っている
本の中には、貯金をするたびに「好きなときに、好きな人と、好きなことをする力」を手に入れている、という考え方が出てきます。貯金は我慢ではなく、自由を買うことだという見方です。
私は、貯金は1を2に、2を3にしていくイメージだと思いました。増えていくのが目に見えるので、続ける力にもなります。
人によっては、マイナスからのスタートのこともあります。それでも、マイナスをゼロに近づけていくことは、スタート地点が違うだけで、貯金を増やすのと同じくFIREに近づく道の上にある。そう思ったら、すごく感動しました。今やっていることを続ければいいんだと、背中を押してくれた考え方です。
② 複利の力は「やめないで続ける」ことで味方になる
本の中には、我慢は明日の豊かさに変わる、という話もあります。私はこれを読んで、自分にとっての「我慢」をメモに書き出しました。
- サボらずに読書する
- ブログを投稿する
- ノートを書く
- スキンケア・ヘアケア・ボディケアをする
- 運動、筋トレ、ストレッチ、マッサージをする
- 自炊と家事をする、毎晩お風呂に入る
- お菓子やジュース、お惣菜を買わない
- 節約と副業で、お金をダブルで増やす
単利と複利は、たった一文字しか違わないのに、時間がたつほど埋められない差がつきます。複利で増えた分にまた利息がつき、1が2に、2が4に、4が8に。最初はここまできれいにいかなくても、続けるほど差が開いていきます。
この複利の力を、自分の人生でいい方向に働かせることができたら最強です。投資はまさにそれ。逆に、借金の利息も複利のようにふくらんでいくので、必ずプラスの方向に使いたいと思いました。
では、どうやって複利を味方につけるのか。私の答えは日々続けることです。1日24時間の1%は、約15分。たとえば1日15分の英語の勉強を、1週間、1か月、半年、1年、5年と続けたら、最初には考えられないほどの力がついているはずです。
料理やハンドメイド、筋トレ、ウォーキングやランニング、納豆のような体にいい食べ物も同じです。続けていると、ある日突然パーンと跳ねる。ブログやYouTubeの収益化も、たぶんそうだと思っています。そしてそれは、続けないと絶対に起こりません。投資も、途中で売ればまたゼロからです。

英語の歌をくり返し聞いていたら、ある日突然、聞き取れる単語が増えたよ。続けていると突然開ける感じ、本当にあるんだ。
③ 欲しいものは、すぐ買わずに悪いところも調べる
本の中に、贅沢品は今は素敵に見えても、少し先にはばかげて見えるかもしれない、という話があります。ちょっと過激な言い方ですが、思い当たることがありました。
妊娠中に引っ越しが決まったとき、新しい家にどうしても欲しかったのが、壁にマグネットでつけるシャンプー・トリートメントのディスペンサーです。ボトルを床に置かなくていいのに憧れて、紹介するYouTubeを何本も見て、Amazonでお気に入りにまで入れていました。
ところが、1回に出る量が少ないらしいと聞いたとたん、気持ちが萎えました。なくなったら詰め替える手間も、結局あります。120%欲しかった気持ちが80%くらいになり、だんだんなくなって、結局買わずに済みました。今はもう、別に欲しくありません。
欲しいものができたら、あえて悪い情報を集めてみる。たとえば、星1をつけた人の口コミを全部読む。弱点が見えてくると、「自分が使ってもこうなるかも」と考えられるようになります。欲しいものをすぐ買わないほうがいいのは、こういうことだと思います。
④ 人のお金の使い方を尊重する
本の中には、お金との関係はとても個人的で感情的なもので、人がお金を何に使うかには、それまでの人生経験が映っている、という話が出てきます。
これはまさに、私と夫のことでした。夫は、私と真逆のお金の使い方をする人です。夫はギャンブルが好きです。私はギャンブルの「ギャ」の字もない家庭で育ちましたが、夫は子どものころから「ギャンブルは生活の一部」のような家庭で育ちました。育ってきた過去は変えられないので、お金の価値観も、おそらく変えられません。
そこで、「ギャンブルやめてよ」と言うのではなく、決まったお小遣いの範囲なら、何にどう使ってもいいというルールにしました。
ある日、気づいたんです。夫が競馬やパチンコにお金を使うのも、私がAIのサブスクに毎月お金をかけたり、本を買ったりするのも、大差ないのではないかと。物が残るかどうかの違いはあっても、そのときの経験や楽しい気持ちを買っているのは同じです。お金を使いたい気持ちは同じで、使いたい先が違うだけ。だったら、何に使うかを指摘するのはお門違いだなと思いました。
それに気づいてから、夫が競馬のYouTubeを見ていても、嫌な顔をすることは一切なくなりました。私がギャンブルをする人の気持ちを理解できないように、ギャンブルをする人からすれば、しない理由がわからない。本が嫌いな人に本を買う理由がわからないのと同じで、それを好まない人に、好きな人の理由がわかるわけがない。その人はその人、と思えるようになりました。
読んで変えたこと|投資は続けて、現金の貯金を増やした

読んだあと、家計の配分を見直しました。投資はやめずに、投資にまわす額を少し減らし、そのぶん現金の貯金の比率を増やしました。
どれかに全振りすれば、そのゴールにはいちばん早く着きます。でも今のわが家は、どれか一つに特化できる状況ではありません。全部を同時に進めるので、それぞれのゴールはいちばん遠くなるやり方です。
それでも、家計の不安がなくなることがいちばん大切だと思っています。無理は、通用しているうちはいいけれど、通用しなくなったら一気に崩れてできなくなる。それが一番怖いので、リスクを取りすぎず、守りもしすぎない温度感にしました。
この塩梅は、人と家計によって違います。自分の家計を振り返って、さらに自分の性格も加味して、不安を感じずに心地よく続けられる金額を探すことが大事だと思います。
そして、これは自分で考えるべきことだと思っています。自分の人生を、自分ほど必死に考える人はいません。最初から最善の方法にたどり着くのは無理なので、いろいろやってみることが、自分に合う方法を見つける近道です。

どれか一つに全振りしない、という選び方もあるよ。
お金と時間の使い方を考えるなら、こちらの本の感想もあわせてどうぞ。

『アート・オブ・スペンディングマネー』はこんな人におすすめ

- 『サイコロジー・オブ・マネー』を読んで、よかったと思った人
- 貯金・投資・家計のバランスに迷っている人
- 欲しいものを、ついすぐ買ってしまう人
- 家族とお金の価値観が違って、モヤモヤしている人
- FIREを目指していて、続ける気持ちを支えてほしい人
反対に、家計簿のつけ方や節約のテクニックをすぐに知りたい人には、物足りないかもしれません。
『アート・オブ・スペンディングマネー』のよくある質問

『アート・オブ・スペンディングマネー』はどんな本ですか?
モーガン・ハウセルさんが書いた、お金の「使い方」についての本です。日本語版はダイヤモンド社から2025年11月に出ました。予算の立て方や節約の小ワザより、お金と自分の関係を見つめ直す内容です。
『サイコロジー・オブ・マネー』との違いは?
同じ著者の前作『サイコロジー・オブ・マネー』は、お金とつき合うときの心理や考え方の本です。今作は、そのお金をどう使えば満たされるのかに焦点を当てています。私は前作が大好きで、続けて読みました。
『アート・オブ・スペンディングマネー』は図書館で借りられますか?
私は図書館で予約して借りました。予約は10人待ちくらいでした。人気の本なので、借りるまでに時間がかかることがあります。
何ページくらいの本ですか?
出版社の情報では360ページです。
節約や投資の具体的なやり方は書いてありますか?
家計の予算表のような具体的なやり方より、何にお金を使うと満たされるのか、人のお金の使い方をどう見るのかといった考え方が中心です。
まとめ|お金の使い方の正解は、自分で考えて見つける

『アート・オブ・スペンディングマネー』は、お金の「使い方」を通して、自分の価値観と向き合わせてくれる本でした。貯金は自由を買うこと、複利は続けることで味方になること、欲しいものはすぐ買わないこと、人のお金の使い方を尊重すること。どれも、今の私の家計と暮らしにつながっています。
お金と幸せについて考えた本の感想は、こちらもどうぞ。

お金の使い方に、誰かと同じ正解はありません。いろいろ試しながら、あなたが不安なく、心地よく続けられる塩梅を見つけてくださいね。

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